一般社団法人 宮大工養成塾

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宮大工の技術継承

全編:松本社長インタビュー

宮大工養成塾 兵庫校が誕生し、来春(令和4年4月)の受入に向けて、今年(令和3年8月)から宮大工体験ができるようになりました。早速、宮大工体験の予約が入り、初体験を実施する事ができました。今回は、兵庫校の運営母体である大松建設(株)の松本社長にお話を伺ってきました。

大松建設について

大松建設は、先代である松本社長のお父さんが手間請け大工として創業したのが始まりなり、自宅の裏に倉庫を建てて、大工仲間を集めて、家造りがはじまりました。創業当初より、自分で請けて自分でしっかりと納めるという考えで仕事をされており、大きめの和風住宅を沢山受注する中で、転機となる事業に携わります。

波賀城の再建事業

行政の地方創生事業として、地元である波賀町にあった波賀城を再建する事業を受注した事がキッカケとなり、社寺建築の設計事務所などとお付き合いができる中で、神社仏閣の仕事が中心となり、宮大工へと業態をシフトしていく事になる。

事業継承をされて

大松建設は、社寺建築を主体とする会社になり、長年にわたり多くの神社仏閣の仕事に携わっていましたが、工期の長い社寺建築の仕事を納めてた後、次の仕事を受注するまでに時間を掛かる事もあり、経営的な問題を抱える事もありました。そこで、事業を継承された松本守平社長は、神社仏閣の事業は継続して行なっていく中で、並行して「宮大工が造る家」の住宅事業をする事で、その問題を解決し、常に木を触る事ができる会社経営を実現する事ができました。現在では、社寺建築と住宅事業を行なっています。

人材育成の課題

昔であれば、同業者の息子を預かって、一緒に作業をして「見て盗め」という形で、人材育成をしたりする事もあったが、現在は、そういう事も難しい世の中になりました。若い人がたくさん入ってきて、どんどん育っていくような時代でもないので、どのように人材育成をし、技術を後世に伝えていくのかという課題を感じていた。

兵庫校誕生への想い

小学校の頃から大工になりたいと思う子は、沢山いると思いますが、どうしたら良いのかわからないのが実際の所だと思います。父親が大工をしていても、大工の仕事が大変な事などを経験している事から息子には大工を辞めておいた方が良いと回避されたり、せっかくやりたい事として灯っていた火が消されてしまう事が結構あると思います。また、勇気をもって就職した会社がイメージと違うなど、就職難民がいる事も技術継承がされない原因の一つと考える。宮大工養成塾は、目指したい事を3年間しっかりと出来る環境があり、そんな環境でやる気をもって育った子は、雇用する側としては大変有り難い人材であり、大工の技術継承をする上で、この仕組みに共感しました。

宮大工体験を兵庫校にて実施中

兵庫県宍粟市に新規開設された宮大工養成塾兵庫校にて宮大工体験を受ける事が可能になりました。
(開催予定日)完全予約制になります。予約は下記の方法でお願いします。
毎月第2・第4日曜日 開催!!詳しくは下記の予約リンクから開催日をご確認下さい。     

(場所)
〒671-2528
兵庫県宍粟市山崎町野々上392-1

(時間)
午前の部 09:00〜12:00
午後の部 13:00〜16:00

予約はこちらにて


*その他の申し込み方法* 
①メール:miyadaiku.juku@gmail.com 
②電 話:08026355995(金田塾頭 携帯)
「兵庫校体験申込」とお伝え下さい
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