宮大工養成コース
住込みでの三年間の修行
心技体を習得
現場で通用する宮大工を養成
身体を鍛錬すればこそ、心が豊かに安定して、技が我が身に染まる。
宮大工の資本は、いうまでもなく「体(からだ)」になります。
寮に住み込みでの修行を行います。同じ志を持った仲間と衣食住を共にします。
※月~金は必須
※土日は休み
下記の項目を身に付け、「体」を習得します。
早寝、早起き
整理・整頓・掃除
自炊
礼儀
職人としての正しい生活習慣を身に付けます
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早寝早起きの実践
早寝早起きを実践し、宮大工になるための生活習慣を身に付けます。
整理・整頓・掃除
整理・整頓・掃除は、宮大工の基礎中の基礎。
普段から整理・整頓・掃除ができていないと、良い仕事をするための環境を整えることができません。
食事作り
宮大工の資本は、身体です。宮大工になりたての頃は、技術がないので、仕事ができません。
そこで唯一貢献できる方法として、先輩方の食事を作ります。
食事作りは、宮大工の仕事の縮図とも言われており、「工程・品質・安全」などのマネジメント能力が養われます。
食事をきちんと作れるようになると、仕事を達成するための段取りを身に付けることができ、 結果的に良い仕事ができるようになります。
技を磨き上げれば、心が豊かに育ち、体も鍛錬される。
作業環境を整え、切れる刃物を準備できることが最も重要になります。
下記の項目を身に付け、「技」を習得します。
作業場の整理・整頓・掃除
刃物研ぎ
道具作り
作業の報告・連絡・相談
木材の刻み及び墨付
何度も何度もくり返し行い、体に感覚を覚えさせます
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見て盗む
仕事は、現場で覚えていきます。
先輩方の手元を見ながら、どういう段取りで、どういうやり方で仕事をするのか?自分が実際にするとなったときのことをイメージしつつ、その仕事が自分にまわってきた場合を想定して、 道具なども用意する習慣を身に付けます。
刃物を研ぐ
職人にとって刃は命です。
刃物研ぎの良し悪しで仕事の良し悪しがわかるというほど、研ぎは重要です。
毎日、毎日、がむしゃらに研ぎ続けて、平らで真っ直ぐな感覚を覚えていきます。
一点の曇りもない研ぎを極めることが必要になります。
道具作り
宮大工は自分で道具を作れないと一人前ではありません。
仕事に必要な道具を作り、良い仕上がりの仕事ができるようにします。
自分の手で刻む(組立)
実際に責任を持って仕事を完成させます。途中、たくさんの困難を乗り越えながら、仕事を納めないといけません。
一つ一つ、丁寧に仕事を納め、経験を積んでいきます。
心が豊かであれば、体は鍛錬され、技に磨きがかかる。
「体」と「技」を習得すれば、「心(利他)」を鍛錬する道が開かれます。
「心」に触れる機会として、下記の項目を実施します。
読経(般若心経・不動明王真言など)
滝行
神社仏閣への奉仕活動
神社仏閣参拝
仕事は一人ではできません。相手のことを思いやる気持ちが大切です
棟梁養成コース
次世代を担う棟梁を養成するために
宮大工養成コースを卒業した方で、棟梁を志す方は新たに下記の課程を学ぶことができます。
棟梁養成コースでは、棟梁に必要な管理技術について学びます。
※塾頭との面談の上、塾頭が認めた場合は、この限りにない