一般社団法人 宮大工養成塾

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チャンスを得る方法を宮大工が解説

@miyadaiku

#宮大工 #建築学科 #建築 宮大工塾生の一年生は、先輩職人さんと三年生の背中を見ながら頑張っています。

♬ 空はまるで – MONKEY MAJIK

宮大工になるためには、チャンスを得て、実践し、実績を残す事で成長していきます。実践の機会をいかに得るか?がキーポイントになりますので、今回はチャンスを得る方法を伝授します。

成長するために具体的な戦略を持つこと。偶然では何も起きない。

チャンスを得るには??

宮大工の卵は、一人では何も出来ません。上の人から仕事をもらう事で、成長していきます。上の人とは、先輩や棟梁の事をいい、この人達から仕事がやってくる構図を理解しなければなりません。チャンスを得るためには、上の人から嫌われていては駄目なことはわかりますよね。ということは、戦略として、上の人から好かれている。または、応援したいと思われているという状態を作らなければ、良い仕事がやってこないため、自己成長につながらないという事です。

礼儀礼節は、こういった所で影響があります。礼儀礼節を知らぬ者は、受け入れられない

何をすればいいのか?

生活:食事の風景

仕事を学ぶ前に、礼儀礼節・生活習慣がしっかりとしていなければ、いくら学びのある機会があったとしても意味がありません。ノウハウというのは限界があり、それをする人のメンタル・モチベーションといった心の部分が弱い人は、学ぶべき器がないと判断されます。なので、礼儀礼節・生活習慣を整える事が上の人から「しっかりとしてきた」と評価してもらえるポイントになります。

次に、自習です。自習というのは、平日の夜や休息日の自由な時間で刃物研ぎをしたり、自作道具等をつくったりする事で、これをどれくらいしているか?を上の人は、見ていないようで見ていますので、努力している人は、必ず評価してもらえます。逆に、サボっている人は、誰からも相手をされません。仕事に対する姿勢をみて、「やる気」というものを計られています。努力している人は、やった分だけ実力になっています。そして、努力しているにも関わらず、結果として現れない場合もあります。そんな時、上の人は手を差し伸べてくれるのです。

戦略的に魅せる

八角形の柱がはいってきたのであれば、丸柱を作る可能性が高いです。その木材を見て、自分丸柱を削りたい!!と思えば、鉋の刃を丸柱用に加工して、新しく台打ちをします。そして、新しい自作鉋で、実際に削る柱と同じモデルを使って、練習をする。この過程を上の人に魅せることで、「やる気」の見える化と自分の熱意を伝えるという事をいます。上の人は、努力している人を必ず見ています。努力している人をなんとしてでも育ててあげたい。この丸柱の鉋掛けをやらせてあげたい。そう思います。しかし、上の人が直属の先輩くらいではそんな大きな仕事を任せるだけの采配は出来ません。その人が棟梁に「あの子は、丸鉋を自分で作って練習までしています。なんとかさせてあげれないでしょうか?」と直談判までしてもらえるまでならないとチャンスはやってきません。努力とかやる気という熱意は、人を動かします。こういう状態に戦略的に考えて行動することが大切になります。

誰もが努力する後輩は可愛いです。純粋・無垢の仕事が好きという気持ちが大切

注意しないといけないこと

一点だけよくある失敗例があるので、ご紹介します。努力する事は非常に素晴らしい事ですが、努力をしていると段々と過信をしてしまい、天狗になってしまいます。こうなると、逆に嫌われてしまうので、チャンスがやってこなくなります。だから、礼儀礼節というのが大切なわけです。人にはそれぞれの立場があり、自分の立場を超える言動は周囲から受け入れされません。同じ努力をしているのに、チャンスがやってくる人と、やってこない人があるとするならば、これが大きな要因かと思います。

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