手斧始め式とは、宮大工の仕事初めの儀式とされています。式典の中で、宮大工が所作を聖徳太子に奉納し、1年間の技術向上と安全を祈願する事が目的とされています。
仏教伝来前からも、日本人は木を加工する技術がありましたが、聖徳太子が仏教を日本に取り入れるために百済から招いた宮大工によって更に飛躍的に木造建築の技術が進歩しました。そのキッカケとなったのが聖徳太子で、宮大工・建設業・土木業を営む方は、聖徳太子を神様としてお祀りしています。
平成の終わりから始まり、今回で5回目の手斧始め式になります。第一回目は、宮大工養成塾の河南町白木工場だった頃、塾生の谷村君と願いの宮の桃山宮司・奥様と一緒に開催しました。雪が降り、寒い中行われましたが、なんとか開催出来ました。それから太子町工場へと移転し、令和元年は、まだ整備が終わっていない工場の一階で、巫女さんにもきて頂き、寒い中、巫女舞を奉納して頂きました。そして、今年の手斧始め式では、奉納所作も増え、そして、リモートでイギリスとアメリカからも式典に参加していただけました。それと、今年春より開校の宮大工養成塾 兵庫校・神奈川校の校舎長・入塾予定の塾生も参加して頂けて、パワーアップしてきています。
宮大工養成塾では、大阪本校・兵庫校・神奈川校にて宮大工体験を受ける事ができます。参加したい方は、下記宮大工体験のリンクの中段くらいに日程調整の予約ができますので、ご参加下さい。子供のなりたい職業ランキング1位を目指します!!