一般社団法人 宮大工養成塾

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宮大工になるには

2020.11.28

 神社仏閣の建築に特化した宮大工になるための方法を徹底解説していきます。宮大工になるには、大きく分けて3つの方法があります。

①内弟子制度

 宮大工棟梁のもとに弟子入りを志願し、棟梁のもとで、住込み修行を行うオールドスタイルでの宮大工になる方法になります。芸人さんの付き人みたいな位置づけで基本的には給料はありませんが、2~3万円程度のお小遣い衣食住を保証してもらいながら、ゆったりと学びます。休みは、月2回程度ありますが、付き人みたいな立ち位置なので、棟梁が忙しい所は休みがないと思った方が良いです。基本的には、雑用をしながら、礼儀礼節を学び、棟梁や先輩の食事作りをしながら、まずは社会人としての生活基盤がしっかりできるまでは仕事らしい仕事はさせてもらえません。技術的な事は、刃物研ぎを休憩中や夜の自由な時間を使い練習し、切れる刃物を準備します。礼儀礼節ができて、かつ、刃物研ぎが上手な人から少しずつ小さな仕事を任せられ、徐々に大きな仕事を任せられるようになり、キャリアアップしていくのが一般的なスタイルになります。職人として認められるまでの修行期間を丁稚奉公といい、3年くらいとされています。そこから職人として、キャリアを積んで番頭→棟梁という感じになりますが、全てを網羅するまでに丁稚奉公を含めて、一般的に10年程かかるとされています。職人になってからは、お礼奉公といって、育てて頂いた事のお礼として、月給の半分を棟梁にお支払いする制度が1年~2年ほどあり、お礼奉公を終えると、正式な職人としての地位が確立します。が、内弟子制度の受け入れをしている宮大工棟梁が少なくなった事と、厳しすぎる環境現代人の学生には合わないため、狭き門となりつつあります。

まとめ

技能)礼儀礼節、生活習慣、基礎技術をしっかりと身につける事ができる

ストレス)プライベートの時間がなく、ストレスが多い

費用)費用はいらないが、職人になってからお礼奉公がある

②大学・専門学校

 伝統建築が学べる学校に進学し、座学と実習でカリキュラム通りに建築を学ぶスタイルになります。卒業後は、〇〇卒となるため、学歴を習得する事ができます。学歴があると、建築士などの国家資格の受験資格がはやくなりますが、学科が免除されるなどはないため、どうしてもはやく建築士などの資格を取りたい人は学校を選択されます。とはいえ、学校の実習レベルで基本的な事を学ぶだけなので、卒業後は実践にて技術を習得する①内弟子制度にて、宮大工棟梁のもとに弟子入りを志願し、修行をする事になります。だいたいの場合は、頭でっかちになってしまい、棟梁や先輩職人との間でトラブルになってしまい、孤立する事で、業界をさってしまう方が多いので注意が必要です。建築という学問よりも、礼儀礼節を大切にし、成長できる道筋をしっかりともてるようになることが別途スキルで必要かもしれません。

まとめ

技能)初心者程度の技術を修得できる

ストレス)学校生活と変わらないので、ほとんどない

費用)卒業するまでに700万ほど掛かる

③一般社団法人 宮大工養成塾

 内弟子制度と専門学校の良い所を取り入れた現代にあった修行方法3年間の住込みでの寮生活を通じて、礼儀礼節・生活習慣・基礎技能を学びます。内弟子制度では、厳しすぎてやめてしまう。学校では、宮大工としてのスキルを学べないし、学校を卒業しても、結局は内弟子制度にいく事になる。この問題を解決するために設立されたのが、一般社団法人 宮大工養成塾になります。宮大工になるために特化された職人訓練学校になります。宮大工を目指す若者が切磋琢磨し、日々の修行に取り組みます。学校とは違い、塾の中では競争があり、評価の高い人から順に良い仕事が与えられていきます。職人が成長するためには、良い仕事を得て、どんどん経験を積んでいく事です。座学でも実習でもありません。実践のみこそが、職人として成長になります。内弟子制度では、なかなか仕事をさせてもらえませんが、ここでは、やる気のある人は、どんどん任せてもらえます。卒業後は、職人として全国になる宮大工の会社に就職をしたり、個人事業主として応援宮大工として活動する事を目指して、3年間を宮大工になるために費やします。

まとめ

技術)礼儀礼節・生活習慣・基礎技術がしっかりと身につける事ができる

ストレス)社会順応に向けてのストレスはある

費用)卒業するまでに専門学校より少し安いくらいは掛かる

宮大工養成塾 入塾式

宮大工養成塾

https://miyadaiku-yoseijyuku.com/index.html

宮大工チャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCWFN33xtbAt-Gq34j4dvD_A

  

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