平素より、宮大工養成塾の活動に関しまして多大なるご理解とご支援ありがとうございます。この度、塾の活動に関しまして色々な経験をし、今回の「宮大工養成基金」を立ち上げる事になりました。事の経緯について説明したいと思います。前置きとして、宮大工養成塾は一般社団法人であり学校法人ではないため学生機構の奨学金(借入)を受けることが出来ません。ゆえに、ご両親に国金などで教育ローンなどを借入をして頂き、諸費用を捻出して頂いています。また、塾に支払われる諸費用は、若手宮大工が成長するための環境づくりと、神社仏閣の再生のために使われている事を予めご説明しておきます。
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現在、在学中の下田君は、東京都出身で幼い頃、お城好きのお母様と一緒に訪れた姫路城で、宮大工が作った木組みの模型と出会いました。その木組みを見た時、「自分は将来は宮大工になるんだ!」と決意しました。その後、小学生高学年頃、宮大工に弟子入りする親方を探すも、知らない人の子を預かれないと言われて夢を諦めている所、お母様が宮大工養成塾を発見し、大阪まで体験に訪れました。当時の本人がお母様に対して、「ここの塾に入塾すると厳しいけども成長できると思う。寂しくなるけども、ここでがんばりたい。ここを卒業しても、関西で更に修行して宮大工棟梁になる」といったそうです。それから中学生の間は、夏休みなどの長期休暇に体験に来るなどし、中学卒業を経て、令和3年度新規入塾生として宮大工養成塾に入塾しました。
一昨年くらいからお母様が原因不明の白血球の数が減る病気を患い、現在も闘病の中、令和4年3月にお父様がくも膜下出血で倒れて脳死状態になり、ご家族の看病も虚しく、3月24日この世を去りました。中学を卒業したばかりの下田くんにとっては受け入れがたい事実かと思いますが、お母様が悲しむ中、自分がしっかりとしないといけないという責任感の強さから、悲しい表情は出さずにお母様を支えている姿をみて、何か塾として出来ることはないかと、お母様とお話をしました。下田家は、お母様が働くことができない状態であるという事とお父様を失った事で収入を失い、今後の子供達との生活をどのようにしたら良いのか悩んだ結果、お母様から色々な提案を頂きましたが、どれも実現困難な内容だったため、金田が個人的に全ての生活費などを建て替えする話を提案するも、これ以上は金田さんに迷惑を掛けられないとの事と、他の塾生と違う形をとる事は、お母様の判断で、受け入れて頂けませんでした。そこで、私が宮大工養成塾を拡大するために志願した令和の虎を思い出しました。
「令和の虎」とは昔日本テレビで放送されていた「マネーの虎」に出演していた岩井社長が現代版としてユーチューブに復刻させた番組で現在では50万人を超えるビジネスユーチューブ番組になります。実は、私も宮大工養成塾を大きくするための営業資金の獲得で20番目の志願者として志願し、奇跡的にALLを達成。しかし、投資頂いた社長の助言と自己資金での営業活動で目標を達成し、投資金額には着手せずに現在に至ります。そんな令和の虎 54番目の志願者が松原一樹さんで、受験生版タイガーファンディングを立ち上げるために志願し、資金を獲得。現在は、受験生版タイガーファンディングの主催として活動されています。
私が何のために令和の虎に志願したのか。普通であればナッシングでしたが、岩井社長の鶴の一声でALLになるという奇跡で結果として、資金を獲得しました。しかし、なぜかその資金を使う事なく現在に至ります。(資金提供を受けていません)この巡り合わせは、何なのか?ひょっとしたら、受験生版タイガーファンディングとのご縁を繋いでもらうための巡り合わせなんじゃないか??と思うと、受験生版タイガーファンディングにお願いするしかないと思い、主催の松原さんに連絡をしていました。しかし、下田くんの場合、在学生であり受験生でない事から受験生版タイガーファンディングの企画の方向とは異なります。無理を承知で嘆願すると松原さんも応援したいと仰って頂き受験生版タイガーファンディングにチャレンジする事になりました。下田くんにとっても、これに志願する事で、「宮大工になりたい」という事を改めて自分に問い、社会に対して宣言する機会になります。これは、人生と同じで一回きりの勝負です。私も全力でサポートをします。結果は、本編を御覧ください。
今回の件で、家庭の事情により宮大工を諦めている若者のために一般の方から基金を募る事にしました。受験生タイガーファンディングでの資金を獲得が出来たとしても、活動資金としてはギリギリなので、余剰が必要なります。皆様方からご支援頂きました資金の当面の使い道としては、下田くんの活動資金として使い、余剰した分に関しては、今後入塾される予定があり、家庭の事情により入塾できない塾生に対しての奨学金として運用していきたいと考えています。当塾は、一般社団法人であり学校法人でないため、学生機構の奨学金を受けることが出来ません。なので、収入がギリギリのご家庭では国金の教育ローンも通らず夢を諦めるしかありません。この基金が集まる事で、学校法人と同じように資金を循環させる事ができ、若手宮大工の養成のためにの奨学金等で使いたいと考えています。現在において、宮大工・神社仏閣における伝統文化を守り継承していく事が難しい時代にあります。皆様方のご理解とご支援のお力と共に、継承していければと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人 宮大工養成塾 代表理事 金田優
(1万円コース)リターン① お礼の動画ページ (3万円コース)リターン②宮大工の仕事始めの儀式 「手斧始め式(1月11日)」 特別参列者 券 (5万円コース)リターン③ 神棚コーディネーター資格講習受講券 Zoom 関西・東海・関東で受講可能 リターン④ 金田塾頭の講演会 開催券 全国何処へでも行きます*別途交通費の支給 (30万円コース) リターン⑤ 金田塾頭 1日拘束券 *内容は事前に協議必要 (リターンが不要な方) この度は、ご支援のご表明ありがとうございます。お陰様で宮大工基金には多くの皆様方よりご支援を頂いておりまして、多くの方から「リターン不要」とのご意見も頂きましたので、リターン無しでの項目も設けさせて頂きました。リターンは不要との事ですが、せめてものお手紙(コピー)と塾のパンフレットを同封させて頂きたく思います。
ご支援頂ける方は下記のお問い合わせボタンよりお申し込みお願いします。【その他】欄にチェック頂き、寄付金額とリターンをご記入お願いします。事務局より、振込先を記載したメールを送らせて頂きますので、宜しくお願い申し上げます。
サブスクで宮大工を学びながら支援して頂けるようになりました。