基礎編で鉋の平面と直線を習得した方は、この応用編に進んで下さい。間違っても基礎が終わっていないのに、応用には進まないで下さい。平面と直線を知らぬ者が応用に進むと鉋がめっちゃ下手糞になります。というのは、平面と直線を知っていれば、少し丸めるだけで良いものが、直線を知らないがために、過度に丸めてしまいます。それによって仕上げ面は汚くなり、取付作業などにも影響が出てきます。なので、基礎が大切なのです。
私の忠告を聞かなかった者は、3年経っても下手糞です。逆に守ったものは、鉋掛けが上手ですね。これは、実際に塾で採っている統計の話です。
・成りで仕上げる:変化している木材をその形状の成りで削る方法。巷ではケチリン研ぎと言います。
・曲面を仕上げる:舟肘木や裏甲・茅負といった曲面を削る方法。
この2点になりますが、習得内容としては結構多いので心して取り組んで下さいね。