鬼門という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?鬼門とは、北東の方角のこと。鬼の出入りする方角を意味しています。もともと古代中国の考え方で、それが日本に伝来し、安倍晴明の陰陽道などの影響を受けて、不吉な方位として広まっていきました。
鬼門の北東は、丑と虎の方角。その逆の南西を裏鬼門という
伊勢神宮は、陰陽五行説の中で、五行の陽が力を授かる事が出来るパワースポットとして知られています。そのパワースポットの鬼門を護る存在が金剛證寺という臨済宗のお寺になります。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り」。これは伊勢音頭の一節にうたわれた言葉。
金剛證寺は、伊勢神宮の鬼門(丑寅)を護る寺院。本堂前には、牛と虎の銅像があり、丑に触ると「心清く意思堅固(けんご)」「福徳智慧(ふくとくちえ)」「身体健康」の御利益があり、寅に触ると「慈愛(じあい)」「威徳(いとく)」を授かるとされています。