5/6/7月の自作道具一覧の中にある玄能の柄について解説をしていきます。頭は、道具屋さんに行って売っている市販のものでも良いですが、柄を仕込むヒツの穴の精度が悪い事が多いです。人気のある鍛冶屋さんのものは綺麗だったりするので、選定の時のポイントとしましょう。
道具屋さんにいっても置いているヒツが綺麗な鍛冶師さんを紹介します。
幸三郎(こうざぶろう)・・・使うのがもったいないと思うので、コレクションかな?
浩樹(ひろき)・・・少し予算があるなら、買ってみてもよい。
藤六(とうろく)・・・形が良くて安価で手に入るので、今の時代は藤六さんでしょうか。
私は、ほとんどの玄能が浩樹さんのものですが、最近買った叩き用のものは藤六さんです。
柄は、樫の木が標準的と思います。一番良い柄は、牛殺しという柄のようですが、使った事がないのでなんとも言えません。グミの柄は握りやすいですが、痩せやすいので6寸釘を打ったりする玄能には不向きかと思います。
玄能の重さを匁(もんめ)といいます。叩きは、200-250匁。通常使いは120匁くらいあれば良いかと思います。