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宮大工知識01 興福寺(重文)南円堂から学ぶ

2022.03.03

興福寺南円堂は、(国宝)北円堂と比べると新しい八角円堂になりますが、北円堂からアップグレードしている箇所を見られるなど、見どころがたくさんあります。入り口に向拝が付属するのも北円堂と違う所ですね。では実際にみていきましょう。

興福寺の八角円堂といえば、全国でも珍しい三軒を見ることができるのは、最高ですよね。三軒とは、軒が3段になっていることです。しかも、1軒目が六角形の面取り垂木になっていて、2軒目・3軒目は、四角の垂木。さらに、3軒共、中央の垂木が太く作られています。細かい所まで見ていくと、色んな違いがわかりますね。

八角形の円堂は、4面に出入り口がありますが、その他4面には連子格子がついています。この部分の中央の柱が大斗まで伸びている事が北円堂との違いでもあります。なぜそのようになったのか?それは南円堂の解説をアップする時にお話しますね^^

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