一般社団法人 宮大工養成塾

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二重破風板の事例

2024.03.31

切妻屋根の端部の意匠として、破風板があります。今回は、破風板の特殊事例について解説をしていきたいと思います。

意外と悩む破風板の意匠

切妻屋根の場合、屋根が大きくなればなるほど、

✅腰巾
✅反り増し
✅長さ
✅破風尻のさばき方
✅眉

を検討するのが難しくなってきます。

いつも通りの雛形でやっているんだけど、、、長い破風板は難しい><
と頭を悩まさせる方も多いと思います。

恐らく、昔の人も長尺破風板には苦戦しながらも、検討に検討を重ねた上で納めてきたのでしょう。

今回は、そんな長尺破風板をスッキリとさせて、かつ、意匠性・経済性を持たせたもの紹介したいと思います。これを知ったら、目から鱗かもしれません。

長尺破風板の欠点として、

✅長いので腰巾や反り増しなどが難しい。
✅だいたい巾が大きくなりすぎて、べっとり感が出てしまう。
✅巾を狭くすると、貧弱に見えてしまう。
✅長くて幅広の材料を必要とするので、コストがアップしてしまう

これらを解決するのが2重破風板になります。

二重破風板とは?