切妻屋根の端部の意匠として、破風板があります。今回は、破風板の特殊事例について解説をしていきたいと思います。
切妻屋根の場合、屋根が大きくなればなるほど、
✅腰巾
✅反り増し
✅長さ
✅破風尻のさばき方
✅眉
を検討するのが難しくなってきます。
いつも通りの雛形でやっているんだけど、、、長い破風板は難しい><
と頭を悩まさせる方も多いと思います。
恐らく、昔の人も長尺破風板には苦戦しながらも、検討に検討を重ねた上で納めてきたのでしょう。
今回は、そんな長尺破風板をスッキリとさせて、かつ、意匠性・経済性を持たせたもの紹介したいと思います。これを知ったら、目から鱗かもしれません。
長尺破風板の欠点として、
✅長いので腰巾や反り増しなどが難しい。
✅だいたい巾が大きくなりすぎて、べっとり感が出てしまう。
✅巾を狭くすると、貧弱に見えてしまう。
✅長くて幅広の材料を必要とするので、コストがアップしてしまう
これらを解決するのが2重破風板になります。