今回のテーマは、神社仏閣の意匠になります。一つ言っておきたい事は、神社仏閣の木造建築物の見どころは、「構造即意匠」になります。構造体そのものが意匠!!柱を太くすればボテッとなり、柱を細くすれば貧弱に見える。その構造と意匠の攻めぎ合いが面白い所なんですね。前回の構造に加えて、こちらの意匠を見て頂ければ、その辺りがなんとなく分かるんじゃないでしょうか。
「古」という字は、鉾と盾を意味し、古い物は時代に合わせて攻めた結果、守られているという事になります。構造と意匠とバランスもしかり、この歴史もバランスです。
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